今年は、怪我とか、家の造作、火事とかで、中々、九州に出かけることが出来ませんでした。春先に宮崎を訪れて以来久々の蔵訪問となって
しまいました。芋焼酎の造りの最盛期。日置市の市来のお取引蔵、白石酒造さんと大和桜酒造さんを訪れ、造りの様子を見せていただきに上がりました。

 朝5時に起床。慌しく荷物を整え、朝一の名鉄特急「中部国際空港」行きに飛び乗る。空港に7:30着。フライトの8:30までにお土産を買い、無事10:00に鹿児島空港着。空港がでかくなってフライト時間が長くなった気がする。すぐに予約していたレンタカーに乗り溝部インターから九州自動車道に乗る。車は、Sクラス最速そして一番お気に入りのマツダデミオをチョイス。しかし、今回の車には問題があった。運転席側のパワーウインドウの調子がよろしくない。窓を開け通行券をとったがいいが、閉まらない。何度してもダメ。鹿児島といえどやはりもう寒い。高速100kmオーバー巡航。結局10分ほどしてしまったがオリャーと言いたいね。鹿児島ICから高速を乗り継ぎ市来ICを下り、一般道を経由して白石酒造へ。


白石酒造


 いつもどおりに、家族全員で温かく迎えてくださいました。蔵の中は最盛期、新酒の天狗桜の出荷も始まりもう
蔵の中はフル稼働状態。事務所で社長たちのしばし歓談したあと、息子さんとトンカツやさんで昼食をいただきながら、
造りの話や情勢などを聞きました。厳しいされど、過剰生産しすぎた蔵元は???そして食事後、蔵の中を見させて
いただきました。活気がありますね。今年も増石は無いそうですので、品不足が続くそうです。



白石酒造蔵元前にて


二次仕込のために取りあえず大きなステンに


黒麹が、芋の入るのを待ってます


白麹(天狗桜)


芋が入った白麹


ご子息が黒麹の様子を見てます。


芋が入った黒麹

木桶蒸留器

手造り麹用の石室の内部



大和桜酒造

 道路の拡張工事に、引っかかり、止む無く蔵を移転した大和桜酒造さんも、東京でサラリーマンをされていた息子さんを蔵に呼び戻し、造りを再開し始めてもう2年目を迎えました。以前お伺いした時は、甕も、蔵の前に放置されていましたが、今や蔵内にうめられ本来の形を取り戻しております。造りに最適な環境を与えられて手際よく、効率の良い仕事が出来るようになったと、酒蔵として最高の環境を得ることになった蔵元が語る。


蔵移転後、二度目の造りに入った蔵元


そうです。大和桜は白麹蔵です。


芋が入ってますよ。


凄く活性が高いでしょ。ボコボコ・・・


蔵を引き継ぐことになったご子息


石室の中で麹の引き込み後






生産石高、僅か150石。
今や、完全に幻化した感のある
大和桜酒造さん。
今年は何とか、増石を約束して
くださいました。


お湯割りの旨い、臭い大和桜の
復活を待ってますよ。


 さて、日置市の蔵元を訪問し、16:00に大和桜酒造を後にし、今夜宿泊予定の熊本県の球磨郡湯野前町に急ぐ!市来インターから、
高速道を爆走!一路九州自動道の人吉インターまでビューン。そしてそこから信号が極めて少ない広域農道“フルーティロード”駆け抜け、
ノンストップ約2時間。早速、豊永酒造の蔵元、豊永史郎さんと歓談。そして本日の宿、湯楽里(ゆらり)にて、食事(飲み会)をすることと
なった。 しかし、実は、大変な時期の蔵訪問になっていたことを聞かされ驚いた。というのも実は、史郎さんのお父さんが危篤状態で
入院され、ここ2,3日が山だということでした。85歳、ご高齢そして胆のう癌であったそうだ。地元では、村きっての元気物、100までは
生きるといわれた方も、流石に病魔には叶わないんだなとポツリ。 そしてそんななか、私を快く迎えてくれた蔵元に感謝した。



湯楽里(ゆらり)

湯樂里

今回で、3回目の宿泊となります。湯野前町の村おこし
の温泉施設です。自然を生かしたスポーツ施設と
温泉施設。キャンプなども出来ます。静かでいいです。

料理は、鯉の刺身や山菜を主体とした和食です。
のんびり、ゆったりとできますのでお勧め。

お風呂は、天然温泉で、露天風呂、薬湯、
電気風呂、そしてサウナがあります。



豊永酒造


 翌日は朝から、豊永さんとお話、お話、お話、マル秘。弓削田杜氏や蔵人と麹造りの手伝いをする予定だったが、逃げた?新設の木蔵やきれいに整備された蔵内の案内をして頂き、女性軍のいる瓶詰めの工場でお茶。活気がありますね。そして食後は、中村君たちにそそのかされて麹室にて、麹の引き込みの手伝い僅かな時間なれど、汗が噴出す。腰にくるううーっ。そして飛行機のフライト時間にあわせてお別れ!いつも皆さんでお見送り有難うございまーす。


豊永酒造


新設の石積の麹室「木蔵」・新年より稼動予定


窓の内側もモミ殻がいっぱい


麹室の中身、今杉浦君の泊まり部屋?





井戸です。電動ポンプ


洗米の最中の中村君と杉浦君


蒸留中です。常圧



瓶洗いの手伝いの弓削田杜氏


木蔵にあるステンドグラス。

木蔵にあうステンドガラスにまつわる話

このステンドガラスは、地元の作家の方に作っていただいたもので全ての模様に意味があります。そこでうろ覚えながら解説をしたいと思います。先ず上方に左nある鶴、コレは蔵元の銘柄、「ゆの鶴」に由来するもの。そして中央にある木のマークは豊永蔵のシンボルマ-クだそうです。中央にある白、水色の帯が球磨川を指し、赤い丸が豊永酒造の位置。そして黄色の円並びに半円は月の満ちかけを示しており、人そして造りにも影響しているそうです。たとえば、米の収穫は昔から満月の時にやるとか。人間の出産等にも影響される様ですね。そして中央や真ん中の緑はリサイクル瓶を使用してます。そして左下は蔵元の象徴たる煙突です。また、豊永蔵のマークは、入り口からは見えなくて、なかに入って近づいて初めて見えるようになっています。天井の張りで見えないようにわざとしてます。


こだわりのかたまり。